はじめに

地域福祉の発展を願い
親の就労と子どもの発達保障を
めざす専門性を

代表理事 植田 章

代表理事 植田 章

学童保育指導員専門性研究会(以下、「専門研」)の12年余りにわたる活動の成果を土台にして、2013年4月に一般社団法人日本学童保育士協会(以下、「学保士協会」)を設立しました。
学保士協会は、「子どもの権利条約および児童福祉法の理念に基づき学童期の子どもの生活と発達を保障し、保護者の就労および生活を支えていくため、学童保育士の専門性の向上と専門職性の確立を図るとともに、地域における児童福祉の発展に寄与する」ことを目的に設立されました。
学保士協会が行っている事業には、これまで専門研が設立当初から取り組んできた学童保育実践の内容と方法に関する研究や実践を担う指導員の社会的な地位の向上と専門性の確立に向けての研究はもちろん、新たに学童保育士の資格認証を行うことも活動の大きな柱として位置づけています。具体的には、現任者は、学保士協会の研修カリキュラムを受講し必要な履修科目を修得することによって「学童保育士基礎」の資格を取得することができます。さらに、2年間の研修カリキュラムを受講することによって「学童保育士」の資格を取得することができます。
「学童保育士」という呼称は国家資格として制度化されたものではありませんし、名称独占しているわけでもありません。一般社団法人格を有している学保士協会が認証することによって専門職的権威と社会的承認を獲得していくことに繋げようとするものです。
学童期は子どもたちのこれからの人生や生活にとって大切な節目です。心身ともに大きく成長する、いわば自分をかたちづくっていく時期なのです。親子の関係で見ても、まだまだ親とのふれあいが必要であり、親子はぶつかり合いながら、ともに悩みながら今しかない子どもとの毎日を送っています。そうしたいとおしい瞬間に立ち会い、ともに歩むことのできる学童保育という仕事が市場原理の流れの中に放り出されるようなことをさせてはなりません。
今、あらためて、学童保育実践と運動が育んできた原動力に依拠し、放課後の子どもたちの豊かな生活を保障するために、学保士協会は、全国の学童保育の現場で働く指導員のみなさんと力をあわせて運営を進めていきたいと思います。ぜひ、学保士協会へご入会下さい。


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